<距離>約100m
流鉄の幸谷駅はJR武蔵野線・常磐線の新松戸駅からほど近く約100mの距離にある。
乗換駅として機能しており駅にも簡単な案内が出ているが、隣駅の馬橋駅で常磐線と接続しており、ここでは連絡運輸は設定されない。
JR新松戸駅は1973年に武蔵野線開業当時、終着駅としてスタートしたが、実は幸谷駅のほうが12年ほど早くこの場所に駅を構えている。
接続駅の図はこの路線にも・・・
西日本を旅した際、阪急電鉄の駅で冒頭の鶴見駅と同様の「振替輸送のご案内」というショートカット図をみつけた。こういう図を見つけると否応なしにテンションが高まってしまう。こちらは所要時間ではなく、およその距離が書かれている。
ここはJR東海道線(京都線)と阪急電鉄・京都線が並走する区間。このようなパネルがあるということは関東のケース同様、片方にトラブルが発生した場合に振替輸送が行われることが多いのだろう。このパネルで気づいたのはSuicaとのルールの違い。定期券でないSuica入場は振替輸送の対象外だが、振替輸送開始前に既に入場を済ませたPiTaPaやICOCAは振替乗車の対象となるのだ。
紹介したもの以外でも、小田急・豪徳寺駅~東急世田谷線・山下駅や、京王・若葉台駅~小田急・黒川駅などその地域の人なら当たり前に知っている「近接異名駅」がどんどん見つかりそうだ。緊急時のルートとして地図で見つけて納得するだけでなく、実際に歩いて人の流れやお店の彩り、坂道の有無、昔の姿を留める痕跡などを発見しながら街と鉄道を五感で味わう「ほんの数100mの小さな旅」を楽しんでみたい。
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