猪子:本当は人間の知性って、めちゃくちゃすごい高い領域なんだよ。たとえば「東京っぽい」って何なのか、パッと判断して。
田中:はい?!
猪子:「プリクラ」! 東京っぽい? 東京っぽくない?
田中:今ですか?
猪子:まあ直感で。
田中:今は東京っぽくないです。前は東京っぽいですけど。
猪子:前は東京っぽいって……。
田中:「はやっていた」という意味で。
猪子:いや、「はやってる」「はやってない」とか関係なく。
田中:プリクラ自体がですか?
猪子:プリクラっていう存在が。
田中:東京っぽいですね。
猪子:東京っぽいよね。じゃあ「メイド喫茶」! 東京っぽい? 東京っぽくない?
田中:まあ東京の一部の……。
猪子:直感で!
田中:東京っぽいか、東京っぽくないかといったら、東京っぽくないです。
猪子:東京っぽくない?! ふーん、面白いなあ。じゃあ「安藤忠雄」!
田中:東京っぽいです。
猪子:東京っぽい?!
田中:要は「機械」「デジタル」「アート」みたいなものがぼくの中で東京っぽいところがあって、「メイド喫茶」みたいな、ある種アナログ的なものは東京っぽくないみたいなのがあって。
猪子:へーーーッ!! 論理構造がすっごい発達してるんだね!
田中:たぶん大嫌いだと思うんですけど(笑)。
猪子:だって、こっちは直感レベルで聞いてるのにさあ、ありとあらゆる質問を論理で切り分けていくから。
田中:原始人並みの知性で頑張ってます(笑)。
猪子:そんなことはないと思うけど(笑)。……あれ、何の話、してたんだっけ?
田中:若者に対するアドバイスを。
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