強みの中国で不買など直撃、日産が一転減益 欧米販売計画も引き下げ

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会見した志賀俊之COOは「集客イベントの開催など来客数を増やすことに力を注いでおり、効果は出てきている。状況を慎重に見極めているが、中国市場における戦略を見直すのは時期尚早」と語った。14年稼働を目指して進めている大連での新工場計画など、すでに決定済みの投資を見直す予定はないとした。

中国以外でも販売台数計画を引き下げた。当初前年並みを計画していた欧州は、景気低迷により前年比4.7%の減少に修正した。市場全体が好調な伸びを見せている米国市場についても、当初の前年比11.2%増計画を8.8%増に引き下げた。志賀COOは「米国はアルティマやセントラなど下期中心に新型車を投入して伸ばす計画だ。ただ、生産性がボトルネックとなっており期初計画ほどの台数を生産できない見込みになった」と説明、販売自体は順調とした。

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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