パイオニアが直面する価格競争と中国リスク カーAVの収益性が悪化

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目下、カーエレは中国リスクにも直面している。反日ムードの高まりを受けた日本車販売の減少は、大きな逆風になりつつある。パイオニアの小谷進社長は「下期の中国売り上げは従来予想比で45億円減る見通しだ」と明かした。

日本車へ供給するOEM(相手先ブランドによる生産)カーオーディオを中心に影響を受ける。先進国でのシェアを維持しつつ、新興国でのビジネスを広げていく戦略は、一筋縄にはいかないようだ。

(撮影:尾形 文繁)

山田 俊浩 東洋経済 記者

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やまだ としひろ / Toshihiro Yamada

早稲田大学政治経済学部政治学科卒。東洋経済新報社に入り1995年から記者。竹中プログラムに揺れる金融業界を担当したこともあるが、ほとんどの期間を『週刊東洋経済』の編集者、IT・ネットまわりの現場記者として過ごしてきた。2013年10月からニュース編集長。2014年7月から2018年11月まで東洋経済オンライン編集長。2019年1月から2020年9月まで週刊東洋経済編集長。2020年10月から会社四季報センター長。2000年に唯一の著書『孫正義の将来』(東洋経済新報社)を書いたことがある。早く次の作品を書きたい、と構想を練るもののまだ書けないまま。趣味はオーボエ(都民交響楽団所属)。

 

 

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