カジノは世界基準の「おもてなし」の宝庫だ 税収5000億円は子育て支援に使えばいい

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──日本にふさわしい良い施設をつくるには、やはりプレイヤーの声を取り入れることが必要だということですね。

そうですね。ディズニーランドを想像していただいたら分かると思いますが、あれは夢中になって楽しんでくれるお客さんがいるからこそずっと続いているのだといえます。決して経済効果や地域の発展ということを旗印にしてつくったものではなく、とにかくお客さんを徹底的に楽しませることを第一義につくったものです。その結果として、会社も発展し、地域も発展するという形になっているのです。

ディズニーランドがどんなアトラクションがお客さんに面白がってもらえるかを常に考えているように、カジノも実際に遊んでみて、こんなに面白い遊びなんだという実感をどこかで持ち続けながら推進していった方がいいと思います。それが遊ぶ側としての私の気持ちです。

カジノの収益は福祉や子育て支援に回す

──それにしても、法案の審議は遅々として進みませんが、この間の流れをどのようにご覧になっていらっしゃいますか。

日本にはカジノに対する反対派がいて、マイナスのイメージばかりがワーッと流布されるものですから、どうしてもカジノのいいところが不当に知られないままに話が進んでいるような気がします。そういう空気があるため、政治家はカジノの推進に賛成すれば悪者と見なされることを恐れて、表立っては発言したがりません。

しかし、そんなに恐れる必要はないと思います。カジノをつくれば2兆円くらいの売り上げがあって、4000億~5000億円くらいの税収があるという試算がありますが、そのお金はいま問題になっている福祉とか子育て支援に回せます。カジノがあれば、金持ちが遊んだお金でそういう部分を賄うことができる、とちゃんと言う政治家も中にはいます。そういうことが社会に理解されれば、むしろ票を集めることも可能ですから、カジノというものを推進したからと言って、選挙で落選するはずがありません。

ところが、そういうことをマスコミはきちんと報道しません。それはとても残念なことだと思います。そういう意味では、カジノの必要性を確信して、本当に真剣に推進する人が与党の中に1人でもいれば、現状を打破することができる、と私は思っています。

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