本当に強い大学2012 日本の大学力を国際比較

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大学教育の質を転換し勉強時間を増やす

では、日本の大学の未来は暗いだけなのか。否、決してそうではない。学生の勉強時間の不足に対し、中央教育審議会が8月28日に「大学教育の質的転換に向けて」を答申。学修時間の増加や、教員の教育力に応じた処遇の決定に取り組むことなどが明言された。

「大学生が増えすぎたから学生の質が低下した」という意見もあるが日本の大学進学率は諸外国と比べて高いわけではない(図の上右)。大学数にしても米国と比べ多くない(図の中右)。大学が、教育や経営を改善し、社会が求める人材をしっかり育てて送り出せれば、大学の存在意義が薄れることはない。

目を凝らせば、世界で通用する教育を実践している日本の大学はある。自分の求める大学を探そう。

(本誌:秦 卓弥、中川雅博/福田淳、宇都宮徹、福田恵介 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2012年10月27日特大号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

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