日産GT-Rは「ガンダム」の影響を受けている Jポップ文化は日本車に個性を与えるか
[東京 20日 ロイター] - 品質の高さで名高い国内大手自動車メーカーの一部は、無個性になりがちなデザインに日本のポップカルチャーを取り入れ、その「Jファクター」によって、世界的に似たような車がひしめく業界で独自性を打ち出そうとしている。
日産自動車<7201.T>のスポーツカー「GT─R」のデザイナーたちは、人気アニメ「機動戦士ガンダム」からインスピレーションを得た。
世界中に唯一のデザインにしたかった
日産の専務執行役員でチーフクリエイティブオフィサー(CCO)の中村史郎氏は、ガンダムに代表される日本のアニメロボットのギクシャクした中に生まれるかっこよさ、力強さを表現したかったと話す。
GT─Rを「見たことがない、ポルシェやフェラーリに絶対見えない」、世界中に唯一のデザインにしたかったと同氏は語る。
米ゼネラル・モーターズ<GM.N>(GM)やいすゞ自動車<7202.T>でもデザインを担当してきた経歴を持つ中村氏は、世界の車が似ていく中で、自分たちの独自性を出すためには、日本の美意識を反映させるべきだと主張する。
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