英「エコノミスト」のアベノミクス評は激辛だ

円と日本経済の今後について厳しい評価

英『エコノミスト』誌は、2000年代以降も部数を伸ばし、いまでも大きな影響力を誇っている(写真:AP/アフロ))

「アベノミクスが全面的な成功を収めるとはみていない」「マイナス金利を導入しても、金融機関による融資は増えない」

英『エコノミスト』誌とそのシンクタンク、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットは、アベノミクスと日本経済の今後について厳しい評価を下している。新著『通貨の未来 円・ドル・元』に記された見方だ。

「解釈」と「予測」という点で実績

多くの雑誌が軒並み部数を激減させていくなか、インターネットが興隆する2000年以降も部数を伸ばし続けているのが、英『エコノミスト』誌だ。なんと同誌は、2000年に75万部だった部数を2015年には155万部にまで伸ばしている。その理由は、同誌がネットに代替できない「解釈」と「予測」という点で実績を残しているからである。

例えば、同誌は1962年に、「Consider Japan」という大特集を掲載している。誰もが日本など見向きもしなかった時代に、日本は戦後復興の過程を終え、世界の経済大国にのしあがっていくと予測したその記事は、世界の日本観を一変させるきっかけとなったものだ。

その後、英『エコノミスト』誌は、1965年、1967年、1981年と世界の主要プレイヤーとなる日本のことを大特集し、その世界経済に与える影響を分析した。

さて、『通貨の未来 円・ドル・元』ではどのように描かれているのだろうか。

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