原発再稼働の安全基準要件は随時公表へ--原子力規制委員会の田中委員長の会見詳細

会見では、3、4号機が再稼働した大飯原発での活断層の専門家調査に対する質問も相次いだが、田中委員長は、安全基準策定より先行して今月から地質・耐震性調査を行い、「クロまたは濃いグレー」の場合は稼働をいったん止める判断を早急に下す考えを改めて示した。同様に活断層の影響が懸念される大間原発などについても、「耐震安全性にかかわるものについては総合的に疑問のないようにしていきたい。大間(や下北半島の他の施設)も現地調査の必要があれば早急に行いたい」と語った。

福島第一原発を「特定原子力施設」に指定へ

なお今回の定例会合では、東京電力・福島第一原発の廃炉に向けた作業の監視を強化するため、福島第一原発を9月に施行された改正原子炉等規制法に基づく「特定原子力施設」に指定する方針を決めた。これまでは「施設運営計画」を基に応急的な規制を行ってきたが、今後は法的な裏付けをベースに、規制委が長期的な安全確保のための講ずべき措置を示したうえで東電に実施計画を提出させ、その対応の進捗を検査していく。必要に応じて実施計画の変更を命令することになる。指定は今月中がメドとしている。

(中村 稔 =東洋経済オンライン)

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