大阪でユニバーサルシティへのアクセスとして定着したJR桜島線。終点の桜島駅そばの地図を見ると、近隣には大阪市営地下鉄中央線の大阪港駅があるが安治川を挟んだ向こう側である。この間を天保山(てんぽうざん)渡船が結んでおりショートカットできる。
明治38年開設と歴史があり、1日平均約900人が利用しているという(平成20年現在)。川の向こう側、天保山渡船場そばの天保山公園が桜の名所だ。2014年に私が訪れたときはよい天気に恵まれ、お花見を楽しんでいる家族連れが多かった。ちなみに天保山とは標高4.53mの築山で日本で二番目に低い山である。天保山マーケットプレイスを横目に10分ほど歩けば、大阪市営地下鉄中央線の大阪港駅に辿りつくことができる。
関西の桜スポットとして有名なのがここ夙川の河川敷緑地。この川沿いをゆるやかに上っていけば阪神→JR→阪急と3つの鉄道を結ぶショートカットが楽しめる。
夙川沿いの桜並木は1949年に植樹され、南北2.8km続いており「日本さくら名所100選」にも選ばれている。JR東海道本線・さくら夙川駅は、駅のメロディに一時期コブクロの「桜」が採用されていたこともあり「桜推し」だ。関西の人でなくても、一度は行ってみたいお花見ショートカットである。
春ならではの旅を楽しもう
歩き花見をしながら、別の駅へのアクセスができるルートは他にも
●大濠公園駅(福岡市営地下鉄空港線)→桜坂駅(福岡市営地下鉄七隈線)
などがあり、いつの日か試してみたい。
ショートカット鉄道旅は、乗り鉄でただ単に通過するだけではなく、気になる駅で降りてみて、その駅の風情や町の隠れたスポットを見つけ出す喜びがある。
今回は季節柄、お花見しながらのショートカット鉄道旅を提案してみたが、肝心の桜が散ってしまっては意味がない。見ごろの時期を逃さないよう、お花見サイトをよくチェックしたうえで、出かけてみていただきたい。
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