「企業の立場からするといくら金利が低くても設備投資などの実需がなければ借り入れはしない」
「マイナス金利など先行きの不透明感が客の意識のなかに広まっており、購入マインドが少し弱まっている」
世間が感じているマイナス金利政策のイメージと、日銀の思い入れとのギャップはますます開いている。にもかかわらず、黒田総裁の「マネタリー・シャーマン度」は年々強まっている。
2015年6月に「飛べるかどうかを疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」と金融政策をピーターパンの物語にたとえ、「大切なことは、前向きな姿勢と確信」と述べた。
マイナス金利政策の導入を決めた直後の今年2月の講演も「そのあまりの強いトーンに驚いた」と市場関係者の話題を呼んだ。2月の講演の英語版を直訳すると、「日銀はさらなる金融緩和の弾薬(ammunition)が尽きつつあると議論されているが、(中略)金融緩和の手段に限界はない(no limit to measures)と確信している」となる。
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