東京メトロに新駅「センター中央」が誕生!?

起きうるすべてを再現できる「訓練センター」

駅名標には「センター中央」と書かれている

東京メトロに「センター中央」「センター西」という新たな駅が誕生か。駅名標や列車の行き先表示には確かにそのように書かれている。

しかし、これは本物の駅ではない。答えは、東京メトロが新木場駅近くに新たに設置した4月1日開設予定の「総合研修訓練センター」の設備のひとつである。3月24日に公開された。

この訓練センターは新たに設置した施設に加えて、これまで各所に点在していた各部門の研修施設を統合したもので、「メトロで起きうるすべてのことはここで起こせる」をテーマに駅、軌道、トンネル、橋梁、架線、電気設備、指令所などメトロの業務のすべてをこの施設に集約した。

本物そっくりの駅構内や設備…

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列車の行き先は「センター西」

センター設立のために投じられたコストは200億円。うち80億円は建屋建設に伴うもの。81億円が訓練設備の費用だ。「投資額のかなりの部分を訓練設備に投じた」と、東京メトロの堂免敬一・研修センター所長は胸を張る。

建物の1階には本物そっくりの駅構内が広がっている。改札外には券売機があり、自動改札機もある。改札をくぐり抜け階段を降りると、そこはホーム。駅名は前述のとおり「センター中央」だ。リアルに再現されたホームを見ていると、本物のメトロの施設にいるかのような錯覚をしてしまうほどだ。

訓練線の列車に乗って到着した駅は「センター西」駅。ここでトンネル内のレールやコンクリートの破損、ボルトのゆるみなど、さまざまな弱点箇所について、実物を見ながら確認できる。

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