有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

「リンガー」「ハチバン」統合交渉決裂の真相 ちゃんぽんとラーメン、どこで溝が生じたか

9分で読める 有料会員限定
2/4 PAGES
3/4 PAGES
リンガーとハチバンの議論では、取締役の数などで食い違いも見られた(撮影:今井康一)

ただ、経営スタイルの違いは、提携開始のときからわかっていたことだ。それを克服できなかったのには別の要素がある。この2年間で、両社の経営統合熱を冷ましたもう一つの理由は、皮肉にも両社の業績好転だった。

特にハチバンは北陸新幹線の開通効果で客足が想定を上回り急増。業績の上方修正も発表し、2016年3月期は過去最高純益になる見通しだ。リンガーも人件費負担が下がるフードコート店の出店を加速させ、2016年2月期の営業利益率は7%台(前期5%台)に大きく引き上がりそうだ。

そもそも「経営統合はエネルギーを使う」(ハチバン幹部)もの。2年間の試行錯誤で当初想定したシナジーが得られにくいのなら、経営統合という選択肢をいったん棚上げし、お互いに地力をもっと蓄えてから次を考えてもいいのではないか。そんな経営判断に両社が傾いたようだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数