iPhoneSEは、小型ゆえに中国・インドで苦戦か インドでは4インチ画面のシェアは10%
[クパチーノ(米カリフォルニア州) 21日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は21日、上位機種の性能と比較的低い価格を併せ持つ新しい小型iPhone(アイフォーン)「SE」を発表した。だが中国やインドといった主に標的としている市場では、その小ささが売れ行きのネックになるかもしれない。
中国やインドは重要な市場
アップルのアイフォーン製品マーケティング担当バイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアック氏は、ターゲットの市場として中国を具体的に挙げた上で、SEのような4インチ(10センチ)画面は初めてスマートフォンを買う人になお人気があると説明。中国の消費者は、4インチ画面のスマホからスタートする傾向があると語った。
アイフォーン全体の販売台数減少が予想される中で、アップルにとって第2位の規模の中国市場や、スマホ販売が世界有数のペースで拡大しているインドはいずれも重要な存在だ。
SEにとって特にインドはか欠かせない市場とみられる。ガートナーの調査ディレクター、アンシュル・グプタ氏は、今後2年で同国のスマホ市場は規模が倍増し、2億台に達すると予想している。