銀証融合と独立系証券の勝者は--帰趨を占う大和証券G本社と三井住友FGの合弁解消

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10日17時。東京・八重洲の本社で記者会見した大和証券グループ本社の鈴木茂晴社長は、「ホールセールのあるべき姿について、差異が生じた」と、銀行と証券の融合をめぐる両社の考え方の違いが、合弁解消につながったと示唆した。

日本の証券界では、近年、メガバンクの侵攻が目立っていた。SMFGは06年に傘下のSMBCフレンド証券、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)も07年に傘下の三菱UFJ証券を、それぞれ完全子会社化。みずほフィナンシャルグループは傘下のみずほ証券(旧)と新光証券を今年5月に合併し、新「みずほ証券」を始動させた。役職員の兼務が認められるなど、銀行業と証券業の業務間の規制(ファイアウォール)がこの夏、緩和され、銀行と証券の融合は一層進む。

SMFGは10月に買収する日興コーディアル証券との連携を深め、銀証融合によるビジネスに活路を求める。一方、大和は証券最大手の野村ホールディングスと同様に、どの銀行系にも属さない独立系証券会社として、勝ち残りの道を模索する。今後、収益の向上面など、より存在感を示せるのはどちらか。メガバンク系か独立系のどちらに軍配が上がるのか。今回の合弁解消はそれを示す格好の事例となるだろう。

■大和証券グループ本社の業績予想、会社概要はこちら

 

■三井住友FGの業績予想、会社概要はこちら

 

(武政 秀明=東洋経済オンライン)

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