(第7回)<室井佑月さん・前編>学校は我慢の場、学校が辛いほど大人であることを楽しめる

(第7回)<室井佑月さん・前編>学校は我慢の場、学校が辛いほど大人であることを楽しめる

作家・タレント活動をしながら一児の母として子育てに奮闘中の室井佑月さん。軽快で歯切れのよいトークが、インタビュー中も炸裂。
 「学校はとにかく苦しかった」という室井さん。制服がイヤ、ゼッケン付きの体操服がイヤ、湿ったトイレがイヤ、一ヶ月宿題をするくらいなら一回殴られたほうがいい…と。そんな言い分を静かに聞き入れていた中学の担任教師のことなど、自身の体験談を語るとともに、子を持つ母として、いじめ問題や学校のことなど、現在の心境を打ち明けてくれました。

●学生時代……それは暗黒の時代!?

 私の学校時代?はっきりいってもう、早く学生時代が終わってよかったよ。ほんと、暗黒の時代だと思っていたからね(笑)。何がイヤかって、体操着にゼッケンつけられて並ばされる体育の時間がイヤだった。たまたまそういうTVを観たことがあるんだけど、肉牛がゼッケン付けられて並んで放牧されているシーン。それにすごく似ている!!と思って、イヤでした(笑)。
 あと、今思えば、自分は多動症ぎみだったのかなと思うんだけど、一時間じっと机の前に座っていられなくて、いつも怒られていた。

 1970年生まれというと、ちょうどベビーブームの頃。小学校にはプレハブ校舎がありました。青森、栃木、仙台……と、6回転校していて、短い時には半年、平均すると一年ずつくらいしかいませんでした。
 子どもの頃は、群れたりするのが好きではなく、おトイレに行きたくないのに連れ立っていくとか(笑)、そういうのがイヤだった。一部の仲のよい子たちとだけ遊んでいましたね。人に合わせるのが苦手だから、登下校も一緒に帰ったり、誰かを待ったりするのも苦痛だった。
 転校したての頃は、いじめられていたのかもしれないけど、私があまり気にしないから、みんなすぐに転校生いじめに飽きてしまうんですよ。
 いじめは、昔もあったと思う。女の子がグループの中でくっついたり離れたりしていたし…。でも、死ぬほどのことってあったのかなぁ?と考えますね。

●いじめ……子どもは大人の真似をする

 自分はすごくルーズだけど、今は息子がいて、基本的な社会のルールと道徳だけは厳しくしています。それ以外で教えていることはただひとつ。「弱い者いじめをするな」ということ。これだけは、小さい頃からずっと言い続けていますね。
 もし、息子がいじめられたら転校させます。はっきり言って病んでいるのはいじめる側。ストレスがあって弱い者をみつけてぶつけるのだから。そうすると私はその子の親じゃないから病院に行けとは言えない。逆に、自分の息子がいじめているのであれば、強制的にカウンセリングとかを受けさせます。親の役割というのはやっぱり、自分の子を病気にさせちゃマズイし、できるだけまともな完成形に近い大人にして子どもを世に送り出すことだと思いますね。
 今、世の中全体にいじめが蔓延している。つまり、子どもは大人の真似をするものだから、学校だけでどうにかしろといっても難しいと思いますね。

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