クロスカンパニー、一部上場前に大胆な決断

「アースミュージック」成功の次に何を狙う

クロスカンパニーの石川社長。社名変更や調達資金の使途、ブラック企業批判などについて語った
カジュアルファッション 「earth music&ecology」(アース ミュージック&エコロジー)などを手掛ける、新興アパレル大手のクロスカンパニーが3月1日、社名を「ストライプインターナショナル」に変更する。
年内の東証1部上場を見据えて、大胆に一新するのが狙いだ。アパレル業界の異端児である石川康晴社長(45)が将来戦略について語った。

過去の成功体験は一度棄てる

――なぜ社名を変更するのでしょうか?

クロスカンパニーという社名には、人と人がクロスし、化学反応して刺激しながら成長していきたい、という思いを込めた。そして今、創業から22年が経ち、売上高も1000億円を超えた。今後、グローバルカンパニーを目指し、さらに今年後半には東証1部への上場も目指す中、ここで過去の成功体験を一度棄てようじゃないかと考え、社名を変更することにした。

新社名のストライプインターナショナルの由来は、一人ひとりの個性を大切にするという思いがある。境界なく伸びていこうと。また自由と改革の概念もある。これからわれわれは、かなりの大型R&Dをやるつもりだ。その中で個性、自由、革新という、キーワードが重要になってくる。新しい価値を創出し、グローバルに発展していきたい。

―― アース ミュージック以外の大型ブランド育成はどうしますか。

グローバルで戦うための核ブランドとして、「KOE」(コエ)を育成している。英語のボイス(声)だが、あえて日本語でコエとした。このブランドはまさに、ZARAやH&Mをコンペティターとしてとらえている。アース ミュージックは390億円のブランドとして主力事業になったが、コエではもっとグローバルな数字を叩き出したい。

さらに「クロスチャイナ」の現地法人にも、かなり投資をかけており、この10年、20年先には、コエとクロスチャイナがわれわれの主力事業になると考えている。

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