「マカロン」の真実をどれだけ知っていますか この蘊蓄100章は意外に奥深い

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61. 「ラデュレ」とともにマカロンブームに火をつけたのが「ピエール・エルメ・パリ」。日本進出は1998年

62. ピエール・エルメは、かつて『フォション』や『ラデュレ』のパティシエを務めていた

63. 1980年代までバニラ、チョコレート、コーヒー、フランボワーズなどに限られていたマカロンのフレーバーに多彩なバリエーションを加えたのがピエール・エルメ

64. ピエール・エルメの代表作ともいえるマカロン「イスパハン」はバラ、フランボワーズ、ライチの組み合わせ

65. 2008年夏には「ピエール・エルメ・パリ」からわさびのマカロンが発売され話題となった

66. ピエール・エルメは、フォアグラやトリュフ、ケチャップなど斬新な素材をマカロンにアレンジし続けている

67. 「モロゾフ」のロングセラー商品「アルカディア」は、卵白の生地にナッツを練り込んだハードクッキーで、モロゾフ流にアレンジを加えたマカロンの一種といえる

68. フランスではマックカフェでマカロンを販売

69. マックカフェのマカロンは、ラデュレの親会社オルデールの子会社工場で製造され、冷凍配送されている

70. 米国ではココナッツの入った焼菓子「Macaroon(マカルーン)」が広く普及していた

マカロンカラーとは?

71. 日本でも現在はファミリーマートやローソンなどコンビニエンスストアでマカロンが販売されている

72. 2005年6月、パリマカロンコンクールが開催され、クラシック部門1位にジャン=ポール・エヴァン、2位にサダハル・アオキが輝いた

73. クリエーション部門では1位にラルティザン・ド・サヴール、パブリック選定部門ではラデュレが1位を獲得

74. イプセンの戯曲『人形の家』では、禁じられていたマカロンを、主人公ノラがこっそり食べるシーンがある

75. 2011年にマイナビが実施したアンケート調査によれば、「マカロン」の国内認知度は92.7%と高い数値を示した

スモーキーな彩度を抑えたパステルカラーのマカロン(写真:Tawanlubfah / PIXTA)

76. マカロンカラーとはスモーキーな彩度を抑えたパステルカラー。マカロン人気とともにその名前も定着した

77. 2008年にはリプトンのペットボトルのおまけに「ピエール・エルメ・アクセサリーコレクション」登場。実在のマカロンをモチーフにしたストラップ7種をラインナップ

78. 日本独自に発展したマコロンと呼ばれる菓子も存在

79. 江戸~明治期に舶来したマカロンに倣い、アーモンドの代わりに落花生で作ったものがマコロンといわれる

80. マコロンは仙台の「仙臺まころん」、名古屋の「本田マコロン」など伝統銘菓として受け継がれている

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