松下幸之助は生きている 岩谷英昭著
松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助は「経営の神様」として知られる。米国松下電器会長CEOを務めた著者が、幸之助の言葉を紹介しながら、自らのビジネスの苦闘を振り返った。
著者は幸之助からの直接の薫陶は一度しかない。しかし常に幸之助の本を読み返しながらビジネスの壁を乗り越えた。「汗の中から知恵を出せ」「共存共栄」など、その思想は異国でも通用した。世界的不況の中でも、幸之助ならば「不況またよし」とチャンスに変えたはずだという。
創業者だからこそ持ちえた理念には、「目に見えない凄みがある」。日本企業は他国の追い上げに苦しむが、幸之助の思想が海外ビジネスの道標になってほしいと願う。
新潮新書 714円
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