『住みよさランキング』2009年確報、トップは本巣(岐阜)、2位・印西、3位・砺波

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 2位の印西市(千葉)は千葉ニュータウンの総面積の約6割を占める新興住宅都市。東京都区部への通勤者の比率が高く、東京都区部の20%通勤圏であり、指標(1)、(3)で補正。人口の流入と大型商業施設などの進出が相次いだ結果、利便度(3位)、快適度(12位)、富裕度(40位)で高い評価となったが、出生数(15~49歳女性人口当たり)の偏差値が低いことなどから安心度(753位)は下位にとどまった。こちらも昨年の69位(従来方式)から大きく順位を上げた。
 
 3位の砺波市(富山)は、世帯当たり住宅延べ床面積や人口当たり大型小売店店舗面積の水準の高さから、住居水準充実度(21位)、利便度(26位)の評価が高いほか、快適度や安心度も100位前後と上位に位置しており、全体的に高い水準にある。なお同市は補正対象外。

なお、20%通勤圏での補正を行わず、自市の数値のみで評価を行う従来方式(参考値)では、砺波市が1位、本巣市は2位、守谷市が3位となる。

「安心度」は糸満(沖縄)、「富裕度」は浦安(千葉)と武蔵野(東京)が連続トップ
 カテゴリー別で見ると、「安心度」は糸満市(沖縄)が昨年に引き続き1位となったほか、トップ10のうち九州・沖縄の都市が8市を占めた。「富裕度」も浦安市(千葉)と武蔵野市(東京)が昨年に引き続きトップの座を分け合った。

「利便度」は新宮市(和歌山)が昨年の5位から、「快適度」は真岡市(栃木)が昨年11位から、「住居水準充実度」は珠洲市(石川)が昨年2位から、それぞれ順位を上げトップとなった。

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