大量閉店で消えたマック、次に打つ手は何か 都内から続々とマクドナルドが姿を消した
高級ブランドの旗艦店が多く集まる表参道。にぎやかな一等地から、また一つ、マクドナルドの店舗が姿を消した(写真)。
この原宿表参道店は、2012年にオープンしたばかり。規模は都内最大級で、コーヒー販売の専用スペースを設けるなど、旗艦店という位置づけだった。同店は1月15日に閉店しており、現在では「テナント募集」と大きく張り出されている。
店舗が消えたのは表参道だけではない。2015年10月以降、東京23区内だけで、32店が閉店している。
続々と消えるマック、開業から数年の店舗も
それも、赤坂見附店、八重洲通り店、神楽坂駅前店、新宿大ガード西店など、いずれも駅近くで集客に有利な一等地の店ばかりだ(左地図)。
その中には原宿表参道店のように、出店してから数年程度の店も多く含まれる。
マクドナルドが大量の店舗閉鎖に乗り出すのはこれが初めてではない。最初は2010年に全国で433店、次に2013年に同110店の、“戦略閉店”を行っている。
ブランド価値を毀損している、店舗が小型ですべての商品を提供できない、といった理由による。
今回の戦略閉店では、不採算店を対象に131店を計画し、2015年12月末時点で100店の閉鎖までこぎ着けている。これによって消えたのが都内の一等地の店舗だ。
立地がいいために1店当たりの売上高は大きいものの、アルバイトの人件費や家賃などの費用も高く、好調のときでも赤字だったとみられる。
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