大量閉店で消えたマック、次に打つ手は何か

都内から続々とマクドナルドが姿を消した

2012年4月開業から、わずか3年余りで閉店した原宿表参道店。かつては全国でも有数の規模だった

高級ブランドの旗艦店が多く集まる表参道。にぎやかな一等地から、また一つ、マクドナルドの店舗が姿を消した(写真)。

この原宿表参道店は、2012年にオープンしたばかり。規模は都内最大級で、コーヒー販売の専用スペースを設けるなど、旗艦店という位置づけだった。同店は1月15日に閉店しており、現在では「テナント募集」と大きく張り出されている。

店舗が消えたのは表参道だけではない。2015年10月以降、東京23区内だけで、32店が閉店している。

続々と消えるマック、開業から数年の店舗も

それも、赤坂見附店、八重洲通り店、神楽坂駅前店、新宿大ガード西店など、いずれも駅近くで集客に有利な一等地の店ばかりだ(左地図)。

その中には原宿表参道店のように、出店してから数年程度の店も多く含まれる。

マクドナルドが大量の店舗閉鎖に乗り出すのはこれが初めてではない。最初は2010年に全国で433店、次に2013年に同110店の、“戦略閉店”を行っている。

ブランド価値を毀損している、店舗が小型ですべての商品を提供できない、といった理由による。

今回の戦略閉店では、不採算店を対象に131店を計画し、2015年12月末時点で100店の閉鎖までこぎ着けている。これによって消えたのが都内の一等地の店舗だ。

立地がいいために1店当たりの売上高は大きいものの、アルバイトの人件費や家賃などの費用も高く、好調のときでも赤字だったとみられる。

次ページ米本社も"売却"を宣言
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 意外と知らない「暮らしの水」ウソ?ホント?
  • 財新
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT