6)大阪駅と梅田駅
続いて京阪神地区。まず、何と言ってもJR大阪駅周辺が複雑だ。JR以外には、阪急、阪神、地下鉄が乗り入れている。それらの駅は大阪駅ではなく梅田駅である。JR大阪駅から阪神の梅田駅は比較的近いけれど、阪急の梅田駅、とくに改札口までは遠い。
また、地下鉄には梅田駅(御堂筋線)、東梅田駅(谷町線)、西梅田駅(四つ橋線)があり、慣れていないとわけが分からない。地下でつながっている駅としては、JR東西線の北新地駅もあり、福知山線や片町線方面の電車が発着している。
7)地下鉄で1駅分、JRと阪神の野田駅
阪神電車は、梅田を出ると、福島、野田と停車していく。いずれもJR大阪環状線にも同名の駅があるものの、隣り合ってはいない。とくに野田駅は、2つの駅の間を歩くと10分程度かかる。
阪神の野田駅に隣接して地下鉄千日前線の駅があり、こちらは野田阪神駅という。阪神野田駅ではないところが面白い。周辺の地域を野田阪神というのが由来である。地下鉄千日前線の次の駅玉川駅は、JR大阪環状線の野田駅と隣接していて、2つの野田駅は地下鉄で行き来することも可能である。
京阪神には同名駅が多い?
8)他線と遠い阪神電車 9)JRと阪急が離れた伊丹駅
阪神電車の駅には阪神を付けない「習慣」があるのか、尼崎駅、芦屋駅、西宮駅、住吉駅はJRの同名駅と、御影駅、春日野道駅は阪急電車の同名駅と離れているのに駅名上の区別がなく紛らわしい。
伊丹駅も阪急の駅とJR福知山線の駅が離れていて、このあたりは、乗り換えができると思わない方が無難であろう。
10)新幹線から山陰線が遠い京都駅
最後にJR京都駅。東海道新幹線を降りて、奈良方面へ向かうため近鉄に乗るのは分かりやすく、時間もとらないので便利なのに、同じJRの山陰線ホームへ向かうのは時間がかかる。
在来線をすべて跨ぐコンコースを抜け、一番北側にある0番線乗り場のホームを西に向って進むと31番線から33番線というインフレナンバーみたいな山陰線乗り場にたどりつける。10分はかかると見ておいた方がよいので、新幹線から特急「はしだて」「きのさき」に乗り換える時には、要注意である。
以上、私の個人的な体験から乗り換えに手間取った駅を挙げてみた。他にもいくつもあるけれど、未体験の場所は今回は取り上げなかった。ご了承いただければ幸いである。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら