本当の「ヒット曲」は、どこに隠れているのか

CD販売でランキングを決める時代は終わった

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEは「ランニングマン」と呼ばれるダンスが話題を呼んだ

本当のヒットはどんな曲か。多くの人が共感するヒットチャートはどうすれば作れるのか――。

オリコンが発表した2015年の年間シングルランキング。相変わらずの強さを見せたのはAKB48、ジャニーズ(それぞれ派生グループを含む)の2大勢力だった。AKB48はトップ10のうち9曲を占めるなど、とにかく圧倒的だ。ジャニーズも多くのグループがランクインしている。

これ以外では、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが上位(15位・23位・24位・31位)に食い込んだ。28位のBUMP OF CHIKEN、32位・37位のB'z、33位の福山雅治といったベテラン勢も健闘している。

CD販売好調=ヒットといえるのか?

ここ数年、AKBとジャニーズのCDセールスは他のアーティストを圧倒してきた。歴代の年間トップ10を見ると、2000年代後半からジャニーズの勢力が徐々に強まり、2010年にはAKBと嵐で1位~10位までを完全制覇。それ以降も寡占状態が続いている。

こうしたチャートが示すように、日本人はもはやアイドル以外の楽曲に興味を失ってしまったのだろうか。もちろん、そんなことはない。2013年に映画「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー」のヒットを記憶されている方も多いだろう。ジャンルを問わず、広く世間に親しまれている曲はあるのだ。

しかし、今や着うたからダウンロード、カラオケ、ラジオ、YouTube、定額配信まで、音楽の楽しみ方は一つではない。ヒット曲をCD販売の物差しだけで計りにくくなっているのが実態と言えるだろう。

次ページどうすればヒット曲がわかるのか?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 財新
  • 実践!伝わる英語トレーニング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT