3万個突破!「ゴミ袋収納」への凄まじい需要

手掛けたのは、あのデザイン界の風雲児

オシャレ雑貨メーカーの、昨年のナンバーワンヒット商品が、なんとゴミ袋収納だった!

「この発想は世界初。でも、最初はこの商品、売れないと思っていました」と、アッシュコンセプトの名児耶秀美(なごや・ひでよし)社長は笑う。

この商品とは、2015年6月に同社が発売した「ポケット」だ。国内のみならず、オーストラリア・メルボルンの直営店舗でも売れ行きは好調で、販売数は3万個を突破。昨年の年間ナンバーワンヒットとなった。

コロンとしたフォルムとカラフルな色展開がかわいらしいが、単なるキーホルダーではない。スーパーやコンビニでおなじみのアレを収納するアイテムなのだ。あると安心かつ便利だが、いまいちスマートに収めることができないもの――そう、これは、レジ袋やビニール袋を収納して持ち歩くためのケースなのである。

ファミリーや愛犬家の外出時に大きなニーズ

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同社は、主に生活用品の企画製造や販売を行う、デザイン業界では誰もが知るベンチャー企業だ。2002年の設立時から展開しているオリジナルブランド「+d(プラスディー)」は、ユーモアあふれるデザインが人気で、海外での評価も高い。繰り返し使っても元の形に戻る動物型の輪ゴム「アニマルラバーバンド」や、インスタントラーメンのフタをおさえてくれる「カップメン」などの代表商品は、皆様も雑貨店などで見たことがあるのではないだろうか。

「+d」のコンセプトは、「デザイナーのメッセージを形にすること」。同社がプロデューサー役を担う形でデザイナーとコラボレーションし、これまで100人以上のデザイナーのアイデアを商品化してきた。「ポケット」もそのひとつである。

この企画を同社に持ち込んだのは、夫婦で活動するデザイナー、NIIMI(ニイミ)だ。外で何かを買ったときや、ちょっとしたゴミをまとめたい時などに、レジ袋のように軽くて小さくなる物をいつも持ち歩ければいいのにという発想から生まれたという。

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集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。