広告主の皆さん、調子に乗っていませんか アメリカの広告マンたちが告白する不満

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すべての原因は、その場にCMO(最高マーケティング責任者)や担当者がいなくても、ほかに誰かいれば問題ではないという考え方だ。ある代理店のプレジデントはこう溜息をつく。「困ったことだ。決済者向けのプレゼンテーションが行われる場合はよくある。だから、もし当の本人がいないのなら、本当はミーティングを行ってはいけないのだ」。

「透明人間」扱いされるプレゼン

「クリエイティブに関する概説と、今後の改善の見通しを記したメールをクライアントに送信するとき、私は暗澹(あんたん)とした気持ちになる」と、ある業界トップのデジタル役員。

「そのメールを読まず、後になって、クリエイティブに関する事柄をリスト化したフィードバックを送り返してくるのだ。それはもうすでにわれわれが伝えたことだというのに」。

クライアントの方が、代理店より企業規模が大きく、上下関係に差がつくことがあるのはいうまでもない。しかし、それが相手のことを無視していいということにはつながらないはずだ。

複数の代理店のCEOは、プレゼンテーションを行っている際に、クライアントが携帯電話やノートパソコンやAppleWatchを見ていて、その後「説明を繰り返してほしい」とのたまう現象が起きていると証言する。

「われわれはビデオの撮影中に、撮影自体に関心を払わないクライアントを抱えている。だからこそ、出演者やクルーが待機している間に、撮影した映像を見せてほしいと頼まれるとうれしい。クライアントがプロジェクトに前向きで、撮影を先に進める準備ができているのだと確信する」と、あるCEO。

「かなり率直に話すなら、いくつかの会議では、手にしているデバイスを置いて、われわれに注意を払っていただくようお願いすることがある。そうすることでしか、クライアントが注目してくれないからだ」。

(原文:Shareen Pathak/訳:南如水)
※日本版編集部で加筆・編集

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DIGIDAY[日本版]編集部

2015年9月1日にローンチした「DIGIDAY[日本版]」を運営。同サイトでは米「DIGIDAY」が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報をいち早く翻訳して掲載するほか、日本国内の動向についてもオリジナル記事を配信している。メディアジーンが運営

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