雇用はなぜ壊れたのか 会社の論理VS.労働者の論理 大内伸哉著

雇用はなぜ壊れたのか 会社の論理VS.労働者の論理 大内伸哉著

利益を追求する「会社の論理」と、権利を守る「労働者の論理」の二つが雇用問題の中にある。経済の激変で両者の調整が一段と難しくなったが、どうすればよいのか。

社内不倫や恋愛を論じた「法と道徳」、格差で話題の「正社員と非正社員」など、会社をめぐる11のテーマを労働法の研究者が論じた。二つの論理を「いったりきたり」して、著者は明確な答えを示さない。どちらを重視するかで結論が異なるためだ。

日本の雇用では「二つの論理の絶妙なバランスが保たれていた」と、著者は指摘する。しかし貧困と不安定な雇用が社会問題となる中で「労働者の論理」が強まる傾向にある。結論を急がずに「冷静な判断が必要」、と呼びかける。

ちくま新書 777円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 本当は怖い住宅購入
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
おうちで稼ぐ、投資する!<br>在宅仕事図鑑

コロナ禍の下、世代を問わず広がったのが「在宅で稼ぐ」ニーズ。ちまたにはどんな在宅仕事があり、どれくらい稼げるのか。パソコンを使った「デジタル小商い」と「投資」に分け、誰にでもできるノウハウに落とし込んで紹介します。

東洋経済education×ICT