台湾に生きている「日本」 片倉佳史著
台湾には、日本統治時代(1895~1945年)の遺構や産業遺産が多くある。台湾は日本が条約を経て得た初めての海外領土であり、建築物や産業施設から神社遺跡、石碑、駅舎、一般家屋、戦争遺跡に至るまで、その遺構は多彩だ。中でも官庁舎や学校は総督府(現総統府)、建成尋常上小学校(現当代芸術院)をはじめ威厳を強調した建物が各地に建てられた。木造貴賓車両が2両保存されるなど、現在の日本でも珍しいものも少なくない。
10年余の取材・調査による遺構探しとともに、言葉探しも進め、日本語起源の現地語180余を辞典仕様で併せて収録。遺構を糸口にして台湾の文化や歴史、日本とのかかわり合いを探っている。
祥伝社新書 945円
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