ファミリーマートがチルド飲料の独自ブランド販売へ
ファミリーマートはチルド飲料の独自ブランド「あじわい famima cafe」を立ち上げ、カップタイプのコーヒーや紅茶、乳製品や果汁もの、デザート飲料などを販売する。4月から16アイテムで販売開始し、5月には36アイテムに拡大する。初年度の売り上げ目標は80億円。チルド飲料全体の売り上げ10%アップを狙う。
ファミマは以前からチルド飲料を重視し、他チェーンより広い売り場で販売してきたという。商品本部の島田奈奈氏は、「チルド飲料の市場規模は横ばいだが、コンビニでの販売額は年々上昇していた。ブランドとして打ち出せば他社とより差別化できると考えた」と説明する。
そのため、たとえば紅茶はメーカー品より濃厚な味わいのものを開発、デザート飲料でも具の食感を楽しめる商品を開発していく。4月発売商品の価格帯は140円~238円。100円程度で販売するパック飲料に比べると決して安い価格設定ではないが「値引きをしなくても順調に売れている。より付加価値の高い商品を提案できれば、納得してもらえるはず」(島田氏)という。
同社はこれまで、パスタの「三つ星パスタ」やフライドチキンなど店内調理の「できたてファミマキッチン」、デザートの「スイーツ+(プラス)」「男のデザート」など、独自のブランドを展開。どのブランドも売り上げを牽引する「ファミマの顔」に成長している。チルド飲料もこの勢いに乗れるだろうか。ファミマは今後もこうした独自商品で、より差別化を進める方針だ。
(田邉 佳介)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 営業収入 営業利益 経常利益 当期利益
連本2008.02 319,439 31,214 33,877 16,438
連本2009.02予 288,300 36,400 39,300 16,500
連本2010.02予 300,000 36,800 39,700 19,000
連中2008.08 147,020 21,689 23,117 11,745
連中2009.08予 154,000 22,000 23,500 11,900
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1株益¥ 1株配¥
連本2008.02 173.5 60
連本2009.02予 173.1 68
連本2010.02予 199.3 68-70
連中2008.08 123.2 34
連中2009.08予 124.8 34-35
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