「大人の鼻血」は危険? 高血圧、肝臓病、心臓血管の障害などの可能性も… 実は見逃せない「病気のサイン」

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鼻の入り口近くには血管が集まっており、子どもは鼻をかんだ時や指でいじった時に傷つけてしまいがちで出血しやすいのです。「のぼせて」鼻血が出るわけではありません。乾燥性鼻炎でキーゼルバッハ部位がただれてかさぶたができたり、アレルギー性鼻炎があると鼻の奥がかゆくなったりするため、その部位をいじることが多くなります。

「朝起きると毎日のように顔に血の跡がある」場合は、寝ている間に鼻をいじり、かさぶたがはがれたと考えられます。また、転んで鼻をぶつけた時のけがや、幼い子だと、プラスチックやスポンジのおもちゃなどの異物を鼻の中に入れるといったいたずらが原因になることもあります。

また、鼻中隔は思春期までに頭や顔の骨の成長とともに左右どちらかに曲がります。張り出した部分は出血しやすくなっています。子どもの鼻血の出やすさはたいていが「鼻をいじる、傷がつく、出血する、傷が治りかけた頃にまた鼻をいじる」の悪循環で説明ができます。

では、なぜ、子どもは鼻をいじるのでしょうか。

その理由は鼻詰まりの起きやすさにあります。成長する過程で子どもの鼻の奥にあるアデノイド(咽頭扁桃)という箇所が大きくなります。それで息の通り道が狭くなって湿気がこもり、雑菌が繁殖しやすくなるのです。

5~6歳をピークに自然とアデノイドは小さくなりますが、鼻が詰まりやすい環境は10歳を過ぎる頃まで続きます。高血圧や、鼻の中にポリープ、腫瘍ができて出血することもありますが、子どもでは極めてまれです。また、白血病や血友病など血小板が少なくなり、血が止まりにくくなる病気もありますが、このような場合は鼻以外からの出血や青あざなどの症状も出ます。

両方の鼻の穴から出血する場合は、血が止まりにくくなっていて出血が反対側の鼻に廻るためと考えられます。出血を繰り返し日常生活に支障があれば治療します。

「テイッシュを入れるとすぐ止まる」時はとくに心配はなさそうです。粘膜の荒れや細い静脈からの鼻血は3~5分で止まります。繰り返す時は専門医を受診してください。また、アレルギー性鼻炎があれば治療が必要です。

意外と間違っている鼻血の止め方

最後に、鼻血が出たときに、どうすればよいのかについて、お話をしていきます。

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