ギボシムシと人間、遺伝子的には親戚だった 沖縄科学技術大学院大学が研究を主導
この度あなたのイトコになった、ギボシムシ君をご紹介しよう。
顔立ちが似ているといったことはあまりないかも知れないが、最近の研究によると、ヒトは他の生物とよりも、このミミズと多くの遺伝子を共有しているという。
研究を主導したのは沖縄科学技術大学院大学。海から採取したギボシムシのゲノム配列を解析したところ、8600の遺伝子が新口動物の間で共有されていることが分かった。
新口動物とは多様な種を含む動物の大分類で、ギボシムシ、ヒトデ、カエル、イヌ……そしてヒトもここに含まれる。
研究者によると、ヒトが持つ遺伝子の約70%について、全ての新口動物に共通する祖先までたどっていくことができるという。この祖先が生きていたのは約5億年前で、今は絶滅してしまった。
世界各国の研究者チームが共同でおこなったこの研究は、科学雑誌「Nature」誌上にて発表された。
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