韓国、バイアグラの特許切れで色めき立つ製薬各社

 

 

韓国で、勃起不全治療薬「バイアグラ」の物質特許がこの5月17日に満了した。勃起不全治療薬の市場は3000億ウォン(約210億円)に達しており、韓国国内の製薬会社は相次いでバイアグラのジェネリック(後発医薬品)を投入、あるいは準備中だ。

「愛の妙薬」。韓国で巷間言われている、バイアグラの別称だ。バイアグラはすべての勃起不全治療薬の代名詞であり、中高年に再び青春を呼び戻してくれる愛の妙薬だ。韓国の製薬業界では、カネになる新薬を「バイアグラのような薬」と表現することがある。世界のどこでも市場が想定でき、多くの顧客(患者)を長期間確保できる医薬品のことだ。

米ファイザーが開発したバイアグラは韓国では1999年に発売されて以来、ほかの勃起不全治療薬を抑え販売額1位を維持している。世界では2008年までに120カ国、3500万人以上の男性がバイアグラを服用してきた。

韓国の勃起不全治療薬市場は毎年10%ずつ成長し、確認できる統計では昨年70億円を突破したが、ブラックマーケットまで含めれば210億円規模とされている。

食品医薬品安全庁からバイアグラのジェネリックの販売許可を受けたのは15社。このうち5社が実際に製品の販売を始めた。

ジェネリックでは価格が安いかどうかがポイントになる。最も安いのはハンミ薬品の「パルパル錠」で、50ミリグラム1錠で2500ウォン(約175円)。新薬(先発薬)の5分の1程度だ。5月に出たCJ第一製糖やイルドン製薬などの製品は50ミリグラム基準で3000ウォン前後(約210円)だ。

ジェネリックは化学成分は同じだが、形状がポイントになる。新薬が錠剤であるのに対し、CJ第一製糖の「ヘラグラ」は粉末状で体内での吸収速度を高めた。口内で溶けやすいフィルムタイプも投入する予定だ。

 

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