「10代の頃と顔が違う」 高梨沙羅選手が銅メダル獲得も、"見た目"ばかりが話題のワケ…人はなぜ「女性アスリートの容姿」をジャッジしたがる?
日本オリンピック委員会(JOC)は、本大会で初めて「誹謗中傷を監視する事務局」を設置。日本国内とミラノの2拠点で24時間態勢の監視体制を敷いた。それでも、高梨選手への書き込みは止まらなかった。
「高梨沙羅選手の変化は、メイク技術の向上によるものだと思います」
こう指摘するのは、美容研究家の上村富美江氏だ。上村氏は筆者との共同研究で「錯覚メイク法」を開発し、骨格はそのままに視覚的印象を劇的に変える技術を実証してきた(※1)。
高梨選手の変化を時系列で見ると、その軌跡は明確だ。
10代の頃、彼女はほぼノーメイクで試合に臨んでいた。素朴で、あどけない印象。それが20歳頃、資生堂とスポンサー契約を結んだ頃から、徐々にメイクをするようになった。
本人も「20歳頃から化粧をするようになった」「メイクで全然違う顔になれるんだっていうのが面白くて」と語っている。
そして現在の20代後半。プロ級のメイク技術を習得し、洗練された印象へと変化した。
「目元の強調、眉の形、チークの位置。これらの技術で『別人のように見える』ことは十分に可能です」と上村氏は説明する。
プロのメイクは「31ポイントの差が出る」
では、メイクで人はどこまで変われるのか。
先行研究によれば、メイクの効果は素人とプロでは以下の通りに差が出る(※2)。
プロのメイク: 魅力が33%向上
その差はなんと31ポイントだ。多くの人は自己流メイクしか経験がない。だから「プロの技術でどこまで変われるか」を知らない。それゆえ「あんなに変わるのは整形だ」と思い込む。


















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