そしてリベラルがいなくなった… 中道改革連合が陥った「候補者名より政党名」戦略のワナ、野党を飲み込んだ《時代の独特な空気》の正体
2月8日に投開票された衆議院選挙で自民党は選挙前勢力から118議席増の316議席と、1955年に結党して以来、最多の議席数を獲得した。連立を組む日本維新の会の36議席を合わせて352議席で、憲法改正の発議に必要な総議席数の3分の2を上回った。
一方で、中道改革連合が獲得したのは49議席で、選挙前の3分の1に減じた。全比例ブロックの名簿の上位に登載された公明党出身者は28人全員が当選したが、小選挙区に特化した立憲民主党出身者は21人しか生き残れず、安住淳共同幹事長や小沢一郎氏、岡田克也氏、枝野幸男氏、玄葉光一郎氏などベテラン勢が軒並み落選。比例復活も果たせず、議席を失った。
中道に参加せず無所属で戦った青山大人氏や、選挙直前に減税日本・ゆうこく連合を結成した原口一博氏も、議席獲得に及ばなかった。
中道の開票センターを覆った重苦しい空気
衆院解散から投開票日までわずか16日という史上最短の日程で行われた今回の衆院選で、「裏金候補」といわれる43人のうち、41人が議席を得た。公明党が長年「仏敵」としてきた東京17区の平沢勝栄氏や、山口那津男元公明党代表が2度も中道の候補の応援に入った東京24区の萩生田光一氏も当選した。
「非常に短期間だったので、候補者の名前を含め、どこまで浸透しきったのかというところはある」
中道改革連合の中野洋昌共同幹事長は8日夜、やや苦し気な様子でテレビの取材に答えた。この日は立憲出身の安住淳共同幹事長も並んで取材に応じる予定だったが、自民党候補にダブルスコアの大差をつけられ敗退したため、急遽欠席が伝えられた。当選者の名前にバラの花をつけていく恒例の「バラづけ」も行われず、開票センターの会場となったホテルのバンケットルームには重い空気が流れていた。


















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