ホテルの窓の明かりを見て、ホテルの空き部屋は究極の在庫だと気づいたんです--森正文・一休社長(第3回)

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--05年に東証マザーズに上場し、07年に東証1部へ市場変更されました。上場したのはなぜですか。

森商店から脱却したかったんです。知名度や信頼度を上げたかったので上場しました。そういえば上場した頃、父の友人が「全株売れ」と言ってきたことがあります。

楽天かライブドアにでも買ってもらって、君は寄付やパトロンなどをやって次の人生を生きたほうがいいと言うんです。僕も一瞬やってみたいななんて思ったけど(笑)、上場1カ月後すぐに売却なんて申し訳なくてできませんでした。

--浮動株が少ないですね。今現在も売却はお考えではないのでしょうか。

正直、今でもそういった話はたくさんいただきます。うちを買いたがっているのはアメリカのオンライン系の企業が多いですね。売る気はないですが、もしも本気で売るとなったら、アメリカ企業だけでなく楽天やヤフー、じゃらん、JTBなどありとあらゆるものを巻き込もうと思っています。


もり・まさぶみ
 1962年東京都生まれ。上智大学法学部卒業後、日本生命に入社。運用部門に所属。98年5月日本生命を退社。同年7月株式会社一休を設立し、代表取締役社長に就任。2000年に立ち上げた高級ホテル・高級旅館宿泊予約サイト「一休.com」は、263万人(2012年3月末時点)にまで成長。(撮影:梅谷秀司)

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