入試のプロ「これをすれば全科目伸びる」「直前でもまだ間に合う」と断言する意外な方法とは? 4つのコツと失点を減らす「2行ミスノート」のススメ

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「書く」:平均550文字
 「喋る(音読)」:平均4950字
 「読む(黙読)」:平均1万500字

つまり、「読む」は「書く」の約19倍のスピードで進みます。

同じ実験を小学生でもやったところ、「読む」は「書く」の5〜15倍程度になりました。倍率は落ちても結論は変わりません。

問題を解く時間の大半は「書く」ことに使われます。そのため、直前期に問題を解くことに時間を使ってしまうと、多くの範囲が手付かずのまま本番を迎えかねません。

直前期に必要なのは、「全科目・全範囲に何度も触れること」です。エビングハウスの忘却曲線の話でもよく知られているように、1回だけ学ぶよりも、何度も復習することで、記憶は定着していきます。

国語も同様で、さまざまな問題を解くよりも、今まで過去問でうまく解けなかったところを何度も見直したほうが効率的にインプットされます。

僕自身、国語に限らず直前期はほとんどの時間を「読む」に回していました。教科書などを何周も読み直すことで、最終的にはページ内の単語を数個見ただけで、内容全体が頭の中に立ち上がってくるようになりました。

本番の日に「必要なすべての情報はこの1週間以内に必ず一度は目を通している」という状態を作れると、記憶を呼び起こしやすくなるだけでなく、何より絶対的な自信につながります。

方法3: 「2行ミスノート」を有効活用する

では、直前期に「読む」べきものは何か。ここで僕がいつもおすすめしているのが、「2行ミスノート」です。

自分のミスや、どのようにしたら解けるはずだったのか、ということを1つの間違いにつき2行程度で書くノートです。国語のみならず、すべての科目で僕はこの「2行ミスノート」を作っていました。

僕が独学中に気づいた当たり前の事実があります。大学入試は出題範囲が決まっている。

ならば、範囲内で“1度ミスしたところ”を二度とミスしないように潰していけば、ミスは限りなくゼロに近づきます。

そこで始めたのがこの「2行ミスノート」です。

私の著書『成績アップは「国語」で決まる!』にもこの実例は載っているのですが、このような感じで、未来の自分への申し送り事項を書いています。自分のミスしたところばかり集めているので、もしかすると直前期は参考書を読むより点数アップにつながるかもしれません。

2行程度で書くと、シンプルすぎず、細かすぎず、本番に役立つ「ちょうどいい抽象度」になります。そしてこの作業自体、かなり高度な国語力が要求されます。具体的な失敗を抽象化して、「未来の自分」に伝わる形にする。まさに国語そのものです。

次ページ方法4: 過去問を3分の2の時間で一度解いておく
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