入試のプロ「これをすれば全科目伸びる」「直前でもまだ間に合う」と断言する意外な方法とは? 4つのコツと失点を減らす「2行ミスノート」のススメ
数学の計算ミスなら、部分点が来ることがあります。途中で止まっても、何点かは拾えるでしょう。しかし、設問が求めていない方向で答えを出してしまったら、それは点数にならない。入試においては、最も避けなければいけない大ダメージです。
だからこそ、直前期に国語をやる意味は、単に一科目としての「国語」の点数を上げるためだけではありません。全科目に共通する「設問に正面から答える姿勢」を鍛えることにも直結します。
では、国語において「設問に正面から答える」にはどうすればいいのか。講師たちが口を揃えて言っていたのが、「設問を分解する」ということです。
例えば国語でよくある形式に、文章の一部に傍線が引かれていて「これはどういうことか」と問われるタイプのものがあります。
「なんとなく」で国語を解いている人ほど、傍線部をぼんやり眺めたあと、選択肢の中から「なとなくきれいそう」なものを選んでしまい、最終的に設問の要求からズレていきます。記述も、なんとなく書いていると必要要素が漏れてしまい、設問に正面から答えられない解答になってしまうリスクがあります。
そのときに有効なことは、しっかりと傍線部を分解していくこと。傍線部の要素が綺麗に一つひとつ言い換えられているかどうかを見ていくことが正解への道です。
国語の問題の本質は「言い換え」です。そもそも国語とは、伝わりにくい文章を、第三者が理解可能な形で説明する、という競技です。つまり必要なのは、要素を過不足なく拾い、文章をまだ読んでいない人にも伝わる形に言い換えることです。
やはり、一つひとつの要素に分解し、それに対して適切な言い換えをする、ということを徹底しない限り、制限時間も迫る中では、問いからズレた答えを書きかねません。
設問を要素分解し、真正面から答えるということ。この考え方は国語以外の科目でも非常に重要です。私が常日頃から「成績は、国語で決まる」と言っているのは、国語が科目群の中でも特に純粋に、「題意を理解し、知識と紐づけて仮説を立て、それを検証し、第三者に伝わる形で出力する」という営みだからなのです。
方法2: 「解く」より「読む」方が19倍速い
直前期にありがちな失敗があります。
「なんとなく読んでいるだけだと不安だから、とりあえず片っ端から問題集を解き続ける」
このやり方は安心は生みます。ですが、点数を生み出していないかもしれません。理由は単純で、あまりに時間がかかりすぎるからです。
「書く」「喋る」「読む」はどれが一番速いのか。東大生講師に協力してもらい、制限時間10分で実験をしたことがあります。結果はかなり極端でした。


















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