まず、3月8日、四国で徳島南部自動車道の「阿南IC~小松島南IC」の3.2kmが開通する。
この道路は、両端がどちらも未開通で、飛び地の開通だが、区間内に徳島県の主要河川である那賀川を渡る橋があるため、渋滞しがちな県道をパスできるメリットがある。
南側の阿南IC付近には、世界的なLEDメーカーである日亜化学工業の本社や工場があり、徳島市方面へのアクセスが良くなるのも福音だろう。
なお、徳島南部道は阿南市から先、阿南安芸自動車道につながり、高知へと続く「四国8の字ネットワーク」の一部を構成する。
この区間は、鉄道の建設も予定されていたが、徳島側は阿佐海岸鉄道の甲浦、高知側は土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の奈半利駅が終点となっていて、その間の建設は事実上中止になっており、鉄道で四国の外周をつなげる夢は絶たれている。
その夢を高速道路がいつ引き継ぐのか、交通網が他地域に比べて脆弱な四国だけに期待が寄せられていると思われる。
愛知県民には朗報となる区間も
3月14日には、本州最北端の下北半島を貫く下北半島縦貫道路の2区間が開通する。
「横浜IC~横浜吹越IC」の7.0kmと「むつ東通IC~むつ奥内IC」の5.3kmで、あわせると10kmを超える延伸だ。
本州の端っこになる下北半島と鹿児島県の大隅半島は、どちらも先端まで行くのにかなりの距離があるが、こうしたところでも高速道路が伸びつつあることがわかる。
同じく3月14日には、冒頭に記した三遠南信道の愛知県側の区間「東栄IC~鳳来峡IC」の7.1kmが開通する。これにより新東名とのジャンクション(浜松いなさJCT)から佐久間川合ICまでの27.9kmがつながることになる。
筆者は愛知県の出身(大河ドラマ「豊臣兄弟」の舞台となっている清須市)だが、尾張西部が地元なので、同じ愛知県とはいえ東栄町などは実際の移動時間も心理的な距離もかなり遠い印象が強かった。
それが、いよいよ名古屋市などから高速道路だけで移動できるようになる。地元の期待も大きいことだろう。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら