ブログは写真中心で、文章は最小限。「パンダのありのままの姿を撮る」のが高氏さんの撮影スタイルだ。連写するため、1日の撮影枚数は約5000枚に。そこから100枚ほどに絞り込んでアップする。ハードディスクは1カ月に1回のペースで買い足す。未掲載の写真もすべて保存するためだ。
「消去したら、その瞬間のパンダに永久に会えなくなってしまう。そう考えると、ピンボケだろうが何だろうが消せないですね」
高氏さんが上野でのパンダ撮影を休んだのは、娘が生まれた日、コロナ禍で上野動物園が休園となった時期、コロナ禍で県境をまたぐ移動の自粛が要請された時期、返還されたパンダに会うために中国に行ったときだけだという。
「上野動物園が開園している以上は休みたくないんです」
だから、体調にも気を遣う。基本的な手洗い・うがいを徹底し、しっかり寝る。病気で上野行きを休んだことはない。
「動物園、特にパンダ舎は子どもが多い場所です。そんなところに咳をしながら行くわけにはいきませんから」
一番好きなのはパンダの「寝相」
一番好きなパンダのポーズは「寝相」だという。
「パンダが寝ているとつまらないという意見もありますが、あれがパンダの本来の姿だと思っています。ふわっとした毛玉が置いてあるみたいで、それがかわいいんですよ」
現在、上野動物園で見られるのは、オスの「シャオシャオ」とメスの「レイレイ」という4歳の双子パンダだ。その親は、高氏さんがパンダ愛に目覚めたときに来園したばかりだった「リーリー」(オス)と「シンシン」(メス)(※リーリーとシンシンは2024年9月に中国返還)。生まれる前から見ているだけに、愛情もひとしおだ。
「パンダが発情した、交尾をした、という段階から毎日見守っているので、情が移ってしまって。なんなら自分がお腹を痛めたくらいに思っています。毎日、子どもの成長記録を残すつもりで撮影していますね」
シャオシャオとレイレイの魅力を、高氏さんはこう語る。


















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