「大谷翔平の摂取量が多すぎる」 一発屋芸人・山田ルイ53世が警鐘を鳴らす、あちこちに存在する"嫉妬の種"に身を焼かれないための処方箋

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思惑どおり、会場の皆さんが指さしたのは、幹部が囲むテーブル。その中には、齢80ほどの白髪の紳士がおり、聞けば「会長」とのこと。

これ幸いと、ネタをやるたび、「どうでした、会長?」と話を振る。ところがこの方、「全然面白くない、ワシは耳が遠いから!」となかなかの難攻不落ぶり。

最終的には、「ちょっと会長ー!」とにじり寄り、脇をコチョコチョくすぐるという直接攻撃に出た筆者。そのとき、ふと、(あれ、そういえば今日って「お笑いの日」だっけ……)と頭をよぎる。

「お笑いの日」とはTBSテレビの大型特番。100人もの芸人が集まり、1日中クイズに興じ、ネタを披露し合い、クライマックスはコント日本一を決める「キングオブコント」の生放送。

今、東京のテレビ局では、「こんな設定どうやって思いつくの?」「どれだけ才能があればこのボケにたどり着く?」「演技うますぎるやろ!」と最先端のお笑いバトルが繰り広げられている。

一方、自分は企業パーティの宴席で、白髪の会長の脇をコチョコチョくすぐっている。(俺の「お笑いの日」はこれか……)と随分落ち込んだ。

われわれは妬み嫉みに晒されすぎている

他人の活躍は本当にまぶしい、ゆえに濃い陰を落とす。10代、20代の若い頃であれば、「よし! 俺だって‼」と発奮材料に転化しえただろう。

しかし当方、50歳の中年男。妬み嫉みのガソリンは、少々燃費が悪い。無理にエンジンをふかせば、「くそっ……アイツらに比べて俺は……」と、発生するのはダイオキシンがごとき有害物質。惨めな気分に包まれ、ほかのことが何も手につかなくなってしまっては、疲れるだけである。

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