慢性疲労・やる気低下の正体は、腸から毒素が漏れ出す《腸漏れ》だった【専門医が推奨】腸を修復する医学的アプローチ4つ

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発酵性食物繊維は腸内細菌によって分解され、酪酸(短鎖脂肪酸)を産生します。

この酪酸は、腸粘膜の主要エネルギー源となり、強力な抗炎症作用を持ち合わせます。

酪酸が腸バリア修復の中心的役割を担うことを示した研究もあり、発酵性食物繊維は、腸内細菌を介して腸粘膜を内側から支え、傷ついた腸の修復を後押しする重要な栄養素です。(Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology, 2019)

また、血糖値の急上昇は、糖化最終産物であるAGEsを産生し、腸の炎症を悪化させます。

そのため、白いパンや砂糖を控え、雑穀、野菜を中心とした低GIの食事を意識することが大切です。

さらに、味噌、納豆、豆乳ヨーグルト、麹などを組み合わせることで、腸内環境はより安定します。発酵食品の菌は定着しなくても、腸内環境を「善玉菌が育ちやすい場」に整えるという重要な役割を果たします。

腸を立て直すことが、全身を立て直す近道

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腸は、栄養素の消化吸収だけでなく、免疫の強化作用も担い、ホルモン産生の場所として、メンタルの安定にも深く関わる臓器です。

つまり、人間の心身の健康のすべての土台といえます。

そのため、腸漏れが改善すると、疲労感の軽減や集中力の回復、気分の安定化、肌・髪の改善効果、免疫バランスの強化といった変化が連鎖的に起こってきます。

「ちゃんと食べているのに不調が続く」その原因は、腸が栄養を吸収できる状態にないこと、いわゆる腸漏れが起こっている可能性があります。

だからこそ、腸に負担をかけない食べ方を意識し、腸粘膜を修復して腸漏れを改善していくことが重要です。

つまり、腸を立て直すことが、全身を根本から立て直す最短ルートなのです。

梶 尚志 梶の木内科医院院長、医学博士
かじ たかし / Takashi Kaji

1964年、富山県生まれ。富山医科薬科大学(現・富山大学)医学部医学科卒業。総合内科専門医、腎臓専門医として年間約5万人の患者を診察する中で、通常の診察では解決できない「体の不調」に栄養学的なアプローチから治療と生活指導を行う。

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