慢性疲労・やる気低下の正体は、腸から毒素が漏れ出す《腸漏れ》だった【専門医が推奨】腸を修復する医学的アプローチ4つ

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つまり、「栄養は口に入っているのに、体に届いていない」といった状態です。

その背景にある代表的な腸トラブルが、近年注目されている腸漏れ(リーキーガット症候群)です。

腸のバリア機能低下で毒素が漏れ出す「腸漏れ」

腸は単なる食べものを消化・吸収するための消化管ではありません。

腸粘膜は本来、必要な栄養素は選択的に吸収し、細菌や毒素、未消化物は体内に入れないという非常に精密な仕組みを持っています。つまり、体内に悪いものを取り入れないバリア(防護壁)であり栄養の関所なのです。

このバリア機能を支えているのが、腸の細胞同士のすき間を塞ぐ接着剤のような役割を果たすタイトジャンクションという構造です。ところが現代人の生活では、腸のバリア機能を弱める次のような要因が重なりやすくなっています。

例えば、

・小麦(グルテン)の多食
・乳製品(カゼイン)の摂取過多
・アルコール習慣
・加工食品・食品添加物
・鎮痛薬(NSAIDs)の常用
・抗生物質
・鎮痛剤(NSAIDs)、農薬などの化学薬品
・カンジダなどの悪玉菌の増殖
・慢性的ストレス
・睡眠不足

これらが続くと、腸粘膜は慢性的なダメージを受け、タイトジャンクションが緩くなり、バリア機能が低下するのです。(Physiological Reviews, 2011)

そして、腸のバリア機能が低下すると、本来は体内に入るはずのない未消化のたんぱく質や腸内細菌由来の毒素、炎症性物質が血液中に漏れ出します。

この状態のことを腸漏れ(リーキーガット)というのです。

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