アコーディア新社長に直撃!委任状争奪戦の勝算

PGMとの統合、太平洋クラブの支援は

 

--株主委員会は、指名委員会のメンバーでもある社外取締役が自らを新役員候補として指名したことについても批判している。自ら出来レースで指名したのではないか、という批判なのだろうが、この点についてはどうか。

指名委員会のメンバーは社外取締役であり、そういう面で独立性は強い。なおかつ、彼らはこれまでアコーディアの経営に携わってきており、会社の実態・内容についても非常に精通している。そういうことも含めて、指名委員会があらゆる方面にヒアリングした結果、指名したということだと思う。

--株主委員会側は、自分たちが株主提案した候補者(社外取締役候補として、才口千春・元最高裁判事、日野正晴・元金融庁長官、長友英資・元東京証券取引所常務など)が1人も含まれていないことについても批判している。これについてはどうか。

(株主委員会の提案には)当初、野中貞徳(アコーディア執行役員)、杉田勝幸(同)、田中理(アコーディアの経営企画本部副本部長)の3人が含まれていたが、まったく本人たちに事前の了承もなく、無断で公表されたという形だった。そのやり方そのものについて私は憤りを感じているし、現実に彼ら3人からは、株主総会で新役員として承認されたとしても就任はしない、との申し入れ書を株主委員会に送っている。

--秋本一郎・元専務(竹生氏を最初に告発し、株主委員会側の新役員候補にも当初挙げられたが、その後辞退)については。

秋本君に関しては、私は公式にコメントする立場にないが、ご本人のいろいろなお考えがあったのだろう。社内の3人とはまた違うと思う。彼が今回、株主委員会の役員候補者を辞退したことについては、ちょっとコメントできない。

--株主委員会側の提案には、社外取締役や社外監査役の候補者も含まれているわけだが、その方々についてはどうか。たとえば、株主委員会側が提案した才口氏を、指名委員会が入れなかった理由は何か。

才口先生は大変著名な弁護士で、私も日東興業(アコーディアの母体で1997年和議申請し事実上倒産。鎌田氏は2001年に同社社長を務めた)の時代、一緒に仕事をしたことがある。ただ、才口先生の所属しているTMI総合法律事務所に所属されている弁護士の方(松本拓生氏)がPGMホールディングスの社外取締役に就任しているし、なおかつ今回、秋本君個人の代理人弁護士にも(TMI所属の中川秀宣弁護士が)就任されている。そういう意味で非常に違和感がある。

--才口氏は利害関係という面で、ライバルとの関係が強すぎるということか。

そうだろう。そういうところを指名委員会も十分検討したうえでのことだと思う。指名委員会で指名された方々については当然、アコーディアの業務をよく理解されているし、コンプライアンスに強い弁護士の須藤修先生も社外取締役候補に入っている。

 

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