「たかが疲れ」と見過ごすなかれ! "慢性疲労"で失われる生涯賃金は約2800万円という現実《心疾患リスク・うつ病リスクもアップ》

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疲れている女性
休んでいるはずなのに疲れがとれないという人も多いのでは?(写真:Graphs / PIXTA)
「なんだか寝ても疲れがとれないのはなぜ?」——。日々の忙しさの中で、疲れている状態が当たり前になっていませんか。しかし慢性的な疲れを放置すると、重大な健康リスクを負いかねません。東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科・市原淳弘教授の著書『心と体の累積疲労にさよなら! 疲れとり大図鑑』より一部を抜粋し、「疲れ」の実態に迫ります。

「疲れた」と感じたら体内では炎症が進んでいる!?

「最近、なんか疲れやすい」「寝ても疲れが抜けないけど、気のせいかもしれないし……」と、感じていませんか? 実は、その「疲れ」という感覚は、ただの思い過ごしではありません。

それどころか、あなたの体の中ではすでに「炎症」という、体を蝕(むしば)む見えない火種が進行している可能性があります。

疲れはよく「気持ちの問題」や「根性が足りないせい」と片付けられがちです。しかし実際には、疲労=体の危険信号です。

風邪をひいているのに無理をすると悪化するように、疲れも放置すれば体調がどんどん崩れてしまいます。実際に疲れを感じるとき、体の中ではあちこちに炎症が進み始め、体全体に負担がかかり、さまざまな病気の予兆が始まっているかもしれません。

たとえば、厚生労働省の調査では、約60%の人が日常的に疲労を感じていると答えています。また海外の研究によると、疲れを放置すると免疫力が低下し、病気のリスクが高まる可能性が指摘されています。つまり、「疲れた」と感じるとき、それは体の中で危険な病気のもとが進行しているサインなのです。

目には見えませんが、「疲れた」と感じると、体内では次のようなことが起き、5つの段階をたどります。

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