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50年ぶり復活「キングセイコー」が現代人に刺さったワケ 「グランドセイコー」と並ぶ2大ブランドへ、セイコーが仕掛けた再定義

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  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

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ブランドの世界観を体感できるコンセプトショップ「セイコードリームスクエア」(撮影:梅谷秀司)

世の中では腕時計をしない人も増え、今や時刻をスマホで確認する行為は普通だ。昨年発表された「腕時計に関する調査」によれば、ふだん腕時計をする人は約44%。内訳はアナログ時計59.7%、スマートウォッチ15.1%だ(2024年6月、クロス・マーケティング社調べ)。

そんな時代でも高級腕時計を愛用する人はいる。2022年に復活発売されて人気の高い「キングセイコー」はそのひとつだ。新品の小売価格は20万~30万円台が多い。

なぜ高額なのに支持されるのか。今回は時計マニア向けではなく一般消費者目線で、セイコーウオッチの広報責任者に聞いた。

「時を知る」と「身体を知る」

「腕時計を着用しない人も増え、スマートウォッチが普及したのはその通りですが、2015年以降流れが変わってきたのも感じます」

セイコーウオッチの平岡孝悦氏(広報・PR室長)はこう話す(以下、発言は同氏)。

どういうことか。

「2013年にスマートウォッチが登場し、その翌々年に現在大きなシェアを持つスマートウォッチが登場して10年たち、消費者の方の利用目的が分かれました。大きく分けて“時を知る”のはアナログを中心とする腕時計で、情報端末としてだけでなく、“身体を知る”こともできるのがスマートウォッチといえます」

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【スマートウォッチとのすみ分け】

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