ゴルフ専門サイト最大手のGDOがレッスン施設運営に進出、ネットとリアルの連携を拡充
ゴルフ専門サイト最大手のゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)が、リアルのレッスン施設運営に乗り出す。米国最大のゴルフレッスンチェーン、GolfTEC社と提携し、同社のトレーニングメソッドを提供するレッスン施設の日本第1号店を5月28日、東京・六本木にオープンする。
「GDOのビジネスはほとんどがネット。GDOのO2O(オンライン to オフライン、ネットとリアルの連係)戦略をさらにやっていこうということ」と石坂信也社長は説明する。GDOは、2007年に中古ゴルフクラブの買い取り・販売店運営を買収し、現在7店舗を持つ。今回の取り組みでゴルファーへのサービスを拡充する。
提携したGolfTEC社は全米で145カ所(カナダやメキシコでも展開)のレッスン施設を運営しており、マンツーマンのレッスン、ITの活用、モーションセンサーによるスイングの数値化・見える化、さらにオンラインによる自習(自宅パソコンなどで視聴可能な動画)が可能なWEBシステムといった特徴を持っている。
GDOは2年以内に5店舗のパイロット店舗を展開し、その後全国100店舗以上を目指す。「FS(フィージビリティスタディ)では150カ所はいける」(石坂社長)。GDOとしては、レッスン自体の収益貢献はもちろん、フィッティング(個々のゴルファーのスイングなどに応じて最適なゴルフクラブを選ぶサービス)を通じた用品販売の増加にも期待している。