"黒船"シャックバーガーは日本をこう攻める 上陸1号店が東京・青山にオープン
ところが、シェイクシャックは予定よりも前倒しで日本への進出を果たすことになった。その要因は2つある。
1つは、店舗の建設が思いのほかスムーズに進んだこと。もう1つは、パティをはじめとした食材のサプライチェーンが当初計画より早く確立できたことだ。
シェイクシャックのランディ・ガルッティCEO(最高経営責任者)は「サザビーが早めに動いたことで、いい立地を確保してくれた」と明かす。実は、1号店の場所に関しては東京都内を中心に10数カ所が候補に上がっていた。
その中で明治神宮外苑のイチョウ並木を選んだのは「1号店がオープンしたニューヨークのマディソン・スクエア・パークに雰囲気が似ていたから」(ガルッティCEO)。「ビジネス街の中にある公園」という立地が同社の理想と合致した。
価格に潜む食材戦略
日本での第一歩を踏み出したシェイクシャック。価格はシャックバーガーが734円(税込み、以下同)。マクドナルドのビッグマック(370円)やモスフードサービスのモスバーガー(370円)よりは高価な一方、個人店などで提供されている高級ハンバーガーよりも安価に抑えた。
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