中学受験2026、「偏差値と入りやすさ」にみる"真の穴場校"はここ!広報上手な人気校に隠れがち?中央大横浜と白百合、城北に注目すべき理由
「学校選びをする際、どうしても注目されている学校に目が向きがちですが、十分に活躍ができる環境が整っている学校はほかにもたくさんあるはずです」と藤田さん。
中学受験はパイが大きいので、広報がうまくいった学校が「人気校」となって、志願者を増やしていく。一方で、すばらしい教育をしていても、それを説明するのが難しいとピーアールは難しく広報がうまくいかない。よい学校だが派手さや話題性がないため、実力よりも難易度が下がっている学校は実に多いのだ。
今回はそういった「通好みの学校の中で、難易度的に穴場の学校」を見ていこう。なお引用する偏差値はすべて四谷大塚のものだ。
サンデーショックの年は白百合が受けやすくなる
まずは26年は、2月1日が日曜日となるサンデーショックの年だ。プロテスタント校は、試験日が日曜日と重なると入試日を変更する。今年度は、女子学院や立教女学院、東洋英和女学院といった人気校が1日入試を2日にずらす。
このサンデーショックの年は、毎回、白百合学園の難易度が下がる傾向にある。前回のサンデーショックの2015年は偏差値61であった。その前年は64だから3ポイント下がっている。
白百合学園は試験日が例年2月2日なので、2月1日に雙葉など最難関校を受けた受験生が併願することが多いが、サンデーショックの年は、従来、白百合学園を受ける層が女子学院を受験するケースが出てくるからだ。


















