映画『8番出口』『マイクラ』、ドラマ『Fallout』まで大ヒット。ビデオゲーム映像化が相次ぎ成功するいま、背景にある変化とは

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そして、『8番出口』の映画もヒットしている。本作は同名のインディーゲーム(独立した個人や小規模チームが制作するゲーム)を題材にした作品で、ループする地下通路で異変を探すといったあらすじになっている。

公開72日間で興行収入50.7億円を記録しており、邦画としてはかなりヒットした部類といえるだろう。原作となる『8番出口』自体も大ヒット作だし、昨今はインディーゲームに注目が集まっているにしても、驚くべき事態だ。

映画のみならず、ドラマでもビデオゲームの映像化作品は人気を得ている。

THE LAST OF US シーズン2
あまりにもシリアスで空気が重すぎるほど、絶望感をよく表現できている『THE LAST OF US シーズン2』(画像はワーナー・ブラザース公式サイトより)

25年4月には『THE LAST OF US シーズン2』がU-NEXTで配信開始。こちらはPlayStationで展開されている『The Last of Us』シリーズを題材にしたドラマ作品だ。

謎の寄生菌による感染症が発生したアメリカを舞台に、そこで生存するためにあがく人々の“生き汚さ”が描かれているような作品だ。前シーズンもヒットしており、目を覆いたくなるほど重苦しい雰囲気に耐えられるのであれば、ぜひ見るべきドラマといえる。

フォールアウト
元のゲームは主人公にそこまで決まった設定がないため、それを逆手にとって3人の主人公を採用したドラマ『フォールアウト』(画像はAbout Amazon Japan公式サイトより)

シーズン1は1億人以上が視聴した『フォールアウト』

25年12月17日からは、ドラマ『フォールアウト』シーズン2が配信開始となる。こちらも同名のゲーム原作ドラマで、シーズン1は1億人以上が視聴したそうだ。

『フォールアウト』は、核戦争で崩壊してしまった世界「ウェイストランド」でサバイバルする人々を描くドラマ。50年代のアメリカ文化と未来技術が結びついた世界設定が特徴で、皮肉とブラックジョークがたっぷり含まれている。

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