京王新宿、管区長が語る「底知れない駅」の日常風景 日本を代表するマンモスターミナルの一角を担う

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とはいえ、週末にもなれば高尾山や味の素スタジアム、東京競馬場などに足を運ぶ行楽客が一気に増える。また、目下新宿駅は大工事の最中だ。京王線の新宿駅から小田急線に乗り換える通路は、工事の都合でしょっちゅう変更がある。そうした案内を求められる機会はすこぶる多い。

「小田急線との乗り換え通路はいちばん近いルートが閉鎖しているんですよね。係員はご案内のために変更があるたびに実際に見に行って、と苦労しながらやっています」(竹島管区長)

京王電鉄 新宿駅 ホーム
京王線ホームは地下2階。3番線ホームには電車の到着前から列ができている(撮影:鼠入昌史)

外国人客からの問い合わせも増えた

最近では外国人観光客も目に見えて増えている。高尾山に行きたい、という問い合わせならば京王線の乗車を案内すればいいので話は早い。

ただ、都庁だとか歌舞伎町、また乗り継いで六本木や秋葉原、などとなってくると一筋縄ではいかなくなってくる。係員が用いるタブレットなど、さまざまなツールを用いて多言語で案内しているのだという。

「先日、私が巡回をしていたら外国のお客様にお声がけをいただいて。駅の奥まで一緒についていってご案内したこともありました」(竹島管区長)

今年10月14日には、味の素スタジアムでサッカー・日本代表のキリンチャレンジカップが行われた。対戦相手はサッカー王国・ブラジル。キックオフは19時30分。つまり平日の夕方、帰宅ラッシュとほぼ同じ時間帯にサポーターたちを運ぶという仕事も加わる形になった。

「ただでさえパンパンのところに、さらにサポーターですからね。サッカーに限らずコンサートなど、平日にイベントがあるときは大変です」(竹島管区長)

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