軽のあり方が変わる新型「デリカミニ」の衝撃!「デリ丸。」とともに三菱自動車の進撃が始まる

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また、タイヤは60%扁平率を採用。サスペンション全体、また4WD制御やクルマの動きを安定させるスタビリティコントロールなど、総合的な走りの味付けが「実に三菱らしい」。

今回の試乗は舗装路のみだったが、こうした「三菱らしさ」は未舗装路や雪道でさらに発揮されることは間違いないだろう。

ドライブモードの選択ダイヤル(筆者撮影)

走行状況に合わせて「NORMAL」「ECO」「POWER」「GRAVEL」「SNOW」と5つのドライブモードが設定できる点は「デリカD:5」と同等の走行制御システムであり、デリカミニの走りは軽自動車の枠を越えている。

だからこそ、「やっぱり」三菱らしさをドライバーや乗員がしっかり感じることができるのだ。

高級・上級・高性能で軽自動車のあり方を変える

インテリア各所にも、軽自動車を越えたと感じるような上質さがある。

特に、先代モデルと比べてさらに垂直に近く立ったAピラーが室内空間を拡大したうえ、Aピラー周辺デザインが変わったことで、まるで上級ミニバンに乗っているような感覚になる。

シートアレンジも豊富。フラット状態にて「だっこデリ丸。」と遊ぶ(筆者撮影)

三菱によれば、先代モデルから2年半でフルモデルチェンジとなったのは、そもそも今回のタイミングでデリカミニを企画していたからだという。

その空白の2年半に対して、その時点で活用できる三菱の技術を搭載して仕上げたのが「ekクロススペース」のビッグマイナーチェンジ版たる先代デリカミニなのだが、三菱の想定を超えるヒット作となり、さらに「デリ丸。」という副産物を生んだ。

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三菱らしさ満載の、高級・上級・高性能軽自動車「デリカミニ」。国内市場での軽自動車の「あり方」が大きく変わるほど、大きなインパクトだ。

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桃田 健史 ジャーナリスト

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ももた けんじ / Kenji Momota

桐蔭学園中学校・高等学校、東海大学工学部動力機械工学科卒業。
専門は世界自動車産業。その周辺分野として、エネルギー、IT、高齢化問題等をカバー。日米を拠点に各国で取材活動を続ける。一般誌、技術専門誌、各種自動車関連媒体等への執筆。インディカー、NASCAR等、レーシングドライバーとしての経歴を活かし、テレビのレース番組の解説担当。海外モーターショーなどテレビ解説。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラファイムシフト、EV等の車両電動化、そして情報通信のテレマティクス。

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